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【Review】信田 直昭 , 不動産マネジメントビジネス研究会:オンリーワン時代の不動産マネジメントビジネス

 

オンリーワン時代の不動産マネジメントビジネス (住宅・不動産実務ブック)

オンリーワン時代の不動産マネジメントビジネス (住宅・不動産実務ブック)

 

 以前紹介した『ビルオーナーのためのプロパティ・マネジメント入門』と同じころに書かれているため、プロパティマネジメント(PM)、アセットマネジメント、ビルマネジメント(BM)の関係性がどのようになっていくのかということがまだ見えておらず、米国との比較で言及されている趣が強いです。

 

中心の話題はプロパティマネジメントなんですが、ビルオーナーのためのプロパティ・マネジメント入門』と比較すると、実務者との対談形式なので、より現場寄りの話が多い印象です。

 

日本の法体系の中ではPM会社のリーシング部門は充実しにくい、BM会社の教育体制、現業部門疲弊など今でも運用上抱えているだろうという課題は出ていますが、2017年になっても特効薬は思いつかないですね。

 

特に共感できたのは「大規模開発プロジェクトの経営管理業務(その特徴・・課題・展望」という六本木ヒルズの街区統合管理を紹介した章で、権利者の多い大型複合施設の管理の概要が説明されているのが勉強になります。この手のスキームは15年くらい経つと構築時の当事者がほぼいなくなるので、今現在どのような課題が出ているのか、そういうことにも興味がわきます。