【Review】ジョン・トラボルタ (出演),スティーブン・ザイリアン (監督) :シビル・アクション

 

 民事(傷害法)専門の零細法律事務所を経営するシュリットマン弁護士。

ウーバンという小さな町の儒民から依頼を受けます。子供の白血病が異常に多く、その原因の責任者(最初は誰なのかもわからない)に謝ってほしいと。

 

最初は断るつもりだったシュリットマン弁護士ですが、町にある大企業の工場が原因ではないかと感じた彼は多額の賠償金を取れるのではないかと踏んで一転依頼を受けることに…というストーリーです。

 

派手な展開はありませんが、企業の不動産利用について環境対策を怠ると多額の費用とレピュテーションに係ることを教えてくれます。日本でも水俣病の昔ならともかく現在はここまで露骨な事例は少ないと思いますが、なかなか評価されにくいことが課題ですね。

 

実話をもとにした映画ですが、シュリットマン弁護士がこの訴訟を機に環境法専門の弁護士にキャリアチェンジしたというのが少し面白かったです。何がきっかけになるかわかりません。