【Review】榎本 篤史:すごい立地戦略 街は、ビジネスヒントの宝庫だった

 

 商業というか店舗不動産はオフィスとも考え方や情報の廻り方が違うことは、実務に携わっていれば、なんとなくわかるものではありますが、正確にどのように考えているのかというのはなかなか表現できないものです。

本書ではロードサイド店舗、コンビニ、飲食店、出店戦略がいらない店舗などに分けてその考え方を極めて簡単に示してくれています。

 

それらの中で業態による違い、会社による違いや店舗運営を考える上での簡単な目安の数字などがあるので、これらは押さえておきたい項目です。薄くて読みやすい本ですが、満足度の高い出来でした。

 

"セブン-イレブンの出店は、さながら「ここにセブン-イレブンがあるべきだ。今そこに、何が建っていようと」というような出店の仕方です。"と書かれているセブン-イレブンの出店方針は印象的でした。富士そばルノアールの話もありましたが、この2つに関しては少し綺麗に書いていると思いました。