【Review】安能務:封神演義(上)(中)(下)

 

封神演義(上) (講談社文庫)

封神演義(上) (講談社文庫)

 

読んでいてもどうしても昔読んだ藤崎竜版『封神演義』のキャラクターデザインで脳内再生されるにもかかわらず、趙公明も聞仲も割とあっさり退場するなどのギャップが最後まで続きました。

人間側の戦いで終盤、商(殷)の抵抗が若干あるものの、基本的には西岐(周)が商を、闡教が截教をほぼ一方的に殺戮していく話で、出てきた武将や仙人が1ページで登場と退場をくり返す単純作業のような展開が続くので苦痛でした。

これに大幅なアレンジを加えて人気作にした藤崎竜はすごかったんだなというのが、読後もっとも強く湧き出た感想です。

封神演義(中) (講談社文庫)

封神演義(中) (講談社文庫)

 
封神演義(下) (講談社文庫)

封神演義(下) (講談社文庫)

 
封神演義 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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