【Review】岡嶋 裕史 :ウチのシステムはなぜ使えない~SEとユーザの失敗学~

 

 10年前の本なので、いろいろ古くなっている部分はあると思いますが、最近仕事でシステム開発会社の人間とやり取りをするようになり「ああ、あったあった」という内容がそこかしこに書かれていました。書き方に癖はありますが、SEを馬鹿にしている感じではないです。

「SEは驚くほど実務を知らないので、まともなシステムを作ってもらおうとするなら、自社業務をきちんと伝えることは必須かつ最重要である」というのは全くその通りで、その努力を怠ってSEに苛立っても不毛なことにしかならないと感じます。

「他社の事例で成功しているものがあれば、そのまま導入してください」という顧客側担当者、実際に見たことがあるので、あのようにはならないようにしたいものです。